1こだわりの麹から生まれる醤油

醤油の「旨味」を決める麹。麹は生き物であり、同じものが生まれてくることは決してありません。

麹のもととなる大豆と小麦の割合は、職人気質だった4代目がこだわりぬいた秘伝の配合。厚みのある旨味に辿り着きました。

100年を超える長い歴史のなかで脈々と受け継がれてきた職人の知恵と情熱。これなしには「光ヤマカ」の醤油づくりは語れません。

2美しい伏流水を使った醤油

おいしい醤油をつくるための水。島田川水系の清澄な「伏流水」を使い、地元・光市で愛される醤油ができあがります。

「伏流水」とは、河川水が川底の砂利層によって自然に浄化された地下水のこと。自然にろ過された伏流水は、水質が良好で安定しており、飲み水やお酒の仕込み水としても使われます。日本の水道水源のうち3~4%という限られた水資源である伏流水。なかでも、島田川の流域にある豊かな森林から生み出される伏流水は格別です。

100年以上つづく醤油づくりには、この美しい水が欠かせません。清らかで、やわらかい。雑味がなくクリアな旨味を際立たせてくれます。

3地元・光市の風土を伝える醤油

河村醤油の屋号、「光ヤマカ」に込めた地元・光市への想い。わたしたちは1919（大正8）年の創業から、山口県光市で醤油づくりをつづけてきました。

醤油は、大豆や小麦、食塩、水などの原材料がじっくりと時間をかけて発酵・醸成することでできあがります。醤油は発酵がつくるものだといっても過言ではありません。

瀬戸内地域の温暖な気候のもと、発酵の過程を経た「光ヤマカ」の醤油には、独特の深い味わいがあります。豊かな風土や自然に感謝し、地元の人たちの舌に合う醤油をつくる。

代々紡いできた「光ヤマカ」の醤油を守り、次世代へとつないでいきます。